エコカラット(グラナスラシャ)は、高級感と落ち着きがあるデザインで、貼った空間をエレガントで贅沢な雰囲気にしてくれます。
グラナスラシャの施工例としては、よく寝室があげられてますが、わが家はトイレに貼ってみました。
グラナスラシャをトイレに貼るなんて、見たことないし大丈夫かな?と少し不安に思いましたが、思った以上に大満足の空間になりました!
今回は、エコカラット(グラナスラシャ)をトイレに貼った一部始終をまとめました。

クー
ビフォーアフター、手順、失敗と反省点、使った道具など、写真満載でお伝えするよ!
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まずはビフォーアフター写真
今回は、トイレのエコカラット施工です。
まずは、エコカラット(グラナスラシャ)を貼ったビフォーアフター写真をお見せします。

エコカラットを貼る前の、ビフォー写真です。
トイレの戸を開いて視界に映る状態が、この画像になります。
戸を開いたときに見える正面の壁に、エコカラットを貼りました。

こちらがエコカラット(グラナスラシャ)を貼り終えたアフター写真です。

みずー
ホワイト色を選んだこともあり、全く違和感なく仕上がったと思います。
グラナスラシャは、布を張ったような2種類の模様がエレガントで美しいエコカラットです。
細い模様と、太いレリーフ模様の2種類を組み合わせることで、豪華で贅沢な空間を演出することができます。
この2種類の模様をどのように配置するか悩みましたが、太いレリーフ模様をアクセントで縦に1列、あとはすべて細い模様にしました。

みずー
エコカラットDIYの作業前から作業後までを、写真満載でご紹介します。
引き続きごらんください。
作業前にやること・準備

1.エコカラットを選ぶ
2.エコカラットの割り付け計画を立てる
3.材料の購入・調達
まずは、どのエコカラットを貼るかを決めました。
トイレといえば、アクセントカラーや広い場所では使いづらい派手な壁紙を使用するなど、わりと遊べる空間です。
どうするか悩みましたが、後々飽きてしまったりすることを考え、わが家ではシンプル上品路線で行くことにしました。
そこで、決定したのがエコカラット(グラナスラシャ)です。
グラナスラシャには、2種類の模様があり、組み合わせ次第でさまざまに変化をつけられるおもしろいエコカラットです。

色は、エコカラットを貼らない壁紙部分に合わせて、違和感のないホワイトにしました。

クー
グラナスラシャのカラーは、ホワイト・ベージュ・ブラウン・ダークグレーの4色展開!
\レリーフ模様はこちら/
\調整用平はこちら/
どのエコカラットを貼るか決めたら、どのように貼るか割り付け計画を立てます。
実際に貼る場所を眺めながら、エコカラットの寸法を貼る場所の寸法に当てはめ、見栄え良く、より綺麗に見える配置を考えました。

みずー
私は頭の中だけで考えるのは無理なので、ノートにざっと割り付け計画を書きました。
今回エコカラットを貼る壁面は、トイレの1つの壁面です。

目線として、トイレのドアを開けた時と、トイレに座っている時の見え方を考えました。
結果、この場所だと上より下の方が目立つだろうと考え、エコカラットは下から貼り、一番上で調整することにしました。

クー
割り付け計画まで立てたら、用意すべきエコカラットの数量も分かるので、材料調達するよ!
エコカラット(グラナスラシャ)は、レリーフ模様が1ケース、調整用平が3ケースの、計4ケース必要でした。
エコカラットは1枚ずつ購入することもできますが、施工中に割れたりするので少し多めに用意した方が良いと判断し、ケース単位で買いました。
その他、用意する物としては、接着剤(スーパーエコぬーるG)、マスキングテープ、ヘラ等いろいろあります。


使った道具については、後で全てまとめていますので、詳しくはそちらをごらんください。
エコカラットを貼る(手順・コツなど)
エコカラットを貼る前に、マスキングテープやマスカーで養生をします。
養生をきちんとしておかないと、接着剤がはみ出たり落ちたりするので、仕上がりが汚くなってしまいます。

養生ができたら、いよいよエコカラットを貼っていきます。
エコカラットは、あらかじめ立てておいた割り付け計画に従って貼っていきます。

みずー
今回は下から貼っていきました。
養生は、エコカラットを貼ったら必要のないところはできるだけ早く剥がしていきます。

クー
接着剤がついた養生が乾いて固まってしまうと剝がす時大変なので、固まる前に剥がしてね!

今回も、水平が簡単にとれるレーザー墨出し器が大活躍しました。

レーザー墨出し器は無くても問題ありませんが、あれば水平のガイドラインどおりに貼っていけば良いので断然ラクです。
より早く、綺麗に施工できます。

みずー
私は安いレーザー墨出し器しか使ったことありませんが、水平がとれれば良いので、安い物でもじゅうぶん満足して使えてます。
トイレの操作パネル・ペーパーホルダー部分の施工
トイレの壁面にエコカラットを貼る際の難所が、トイレの操作パネルとペーパーホルダー部分の施工ではないでしょうか。
トイレの操作パネル・ペーパーホルダー部分の施工手順を簡単に言うと、
- 操作パネル・ペーパーホルダーを外す
- エコカラットを貼る
- 操作パネル・ペーパーホルダーをつけて完成
なのですが、エコカラットを貼った壁に操作パネル・ペーパーホルダーをつけるには、エコカラットに穴を開ける必要があります。

みずー
エコカラットに穴を開けるなんて、難しそう…割れるのでは?
でも、いざやってみると思った以上に簡単にエコカラットに穴を開けることができました。

電動ドライバーに穴開けビットを取り付けて穴を開けています。

みずー
割れるのでは?と心配でしたが、思ったよりすんなり開けられてびっくり!

トイレットペーパーホルダーと操作パネルを取り付けるための全ての穴を開けて、壁面に貼った状態です。
余談ですが、位置がズレてしまって開けなおしたり、穴が楕円になったりしてます。

みずー
操作パネルを取り付ければ見えないので、これでヨシとしました。
手順としては、
- エコカラットに穴を開ける
- エコカラットを壁面に貼る
で施工しています。

みずー
万が一失敗したり割れたりするリスクを考えて、エコカラットにあらかじめ穴を開けてから貼り付けています。
障害物に合わせてエコカラットを加工する
今回最大の難所は、棚の形状に合わせたエコカラットのカットでした。
エコカラットを貼る壁面に接する棚が2カ所あるため、最小限の加工におさえて施工できないものかと割り付けについては散々考えました。
ただ、グラナスラシャのサイズは303×151㎜と、1枚がわりと大きいです。
加工が少なく済むよう上手く配置できないものかと考えましたが、なかなか難しかったです。
それに、棚が1カ所ならまだ良いのですが、下の画像のとおり、今回は2カ所です。

上手くできた方は、端を切り欠く形になるため、加工は比較的簡単にできました。
ただし、もう一方の、くり抜く形になるほうが大変でした。

かなり慎重に切るのですが、かなり深いところまでくり抜く形で負荷がかかりやすくなるためか、ヒビが入ってしまいます。

みずー
何回も失敗し、最後はあきらめて妥協しました…

上の方だし、端の方だからパッと見そこまで目立たないかな…と。
このヒビは、気になる時は色を合わせたカラットコークで補修すれば、かなり目立たなくなるかと思います。

みずー
エコカラットの割れや欠けなど、カラットコークがあれば便利です。
今回はしてませんが、このヒビは今回の施工で一番の心残りなので、将来どうしても気になる時はカラットコークで補修しようと思います。
端はエコカラットをカットして調整する
端の部分は、エコカラットがそのままぴったりハマることはほとんどありません。
なので、スペースに合わせてエコカラットをカットする必要があります。

端の部分のカットは、全ての枚数をカットしなければいけないので面倒ですが、難しくはないです。

端の処理(カット)と貼り付けが終わって全ての養生を外して完成です。
難しかったところ・失敗点・注意点・反省点
今回、トイレ壁面のエコカラット貼りで難しかったところや失敗した、注意が必要だったところは、以下の箇所です。
- 棚の形状に合わせてエコカラットをくり抜く
- 操作パネル周りの施工の進め方
エコカラットをコの字にくり抜く加工の難しさ
エコカラットの加工は、直線カット、端の切り欠き、穴を開ける、など実際にいろいろしましたが、ダントツで難しいのがコの字にくり抜く加工でした。

慎重に切っていくのですが、何枚もエコカラットが割れ…時間だけが過ぎていく…
どうやらコの字に切り離される瞬間に負荷がかかって割れてしまうようです。

みずー
このエコカラットの割れ対策ですが、後日思いついたのが以下の方法です。
くり抜くコの字の角にあらかじめドライバーなどで穴を開けておけば、衝撃が抑えられて割れにくくなるのではないかと考えました。


まだ実際にこの方法を試してないので、これが有効かどうかはわかりませんが、今後くり抜く時はやってみようと思います。
操作パネルまわりの施工順序
操作パネル部分は、エコカラットに穴を開ける加工があるので、面倒なことは後でゆっくりやろうと思い、後回しにしてしまいました。
これが失敗でした。

後回しにした部分にエコカラットを貼っていったら、微妙にはまりません!
やすりで削って微調整しなければならず、かなりの時間と労力を使いました。

丁寧にまっすぐ貼っているつもりでも、少しずつズレていくようです。
順序良く貼っていくことの大切さを実感しました。

クー
後回しにせず、順序良く貼っていくことが大切!
トイレのエコカラット貼りで使った道具まとめ

今回使ったエコカラットは、グラナスラシャです。

クー
その他、使った道具は以下のとおり!
道具 | 説明 |
---|---|
![]() | スーパーエコぬーるG エコカラットの専用接着剤です。 ※使用期限は1年 ※1㎏、5㎏、20㎏のラインナップ |
![]() | カラットコーク エコカラットの納まり部(端)や隙間を埋めてキレイに仕上げる専用コーキング材です。 ちょっとした割れや欠けの補修にも使えます。 エコカラットの品番に合わせた色が揃っているのでぴったりの色が選べます。 見た目キレイに施工できてるなら使わなくても良いです。 |
![]() | くし目ヘラ 2本あればヘラについた接着剤をこそげ落としたりできて便利です。 LIXILエコカラット用のものは大きくて値段も高いので他のものを買いました。⇒マルチプルヘラ、巾木ヘラ |
![]() | 鏝台 買うとそれなりの値段がするので、わが家は娘の版画板で代用してます。 マスキングテープを巻いて使えば剥がすだけでキレイになるのでおすすめです。 直接ヘラに接着剤を取って塗るなら無くてもいけますが、あればヘラの置き場になったり何かと便利に使えます。 |
![]() | マスキングテープ 養生に必須です。 |
![]() | マスカー 床面の養生に。 ビニールシートがついてるので床面に接着剤が落ちても安心です。 |
![]() | 定規 ※プラスチックではなくカッターの刃をあてて使える物が良い |
![]() | メジャー 貼る面の寸法を測ったり割り付け時に活躍します。 |
![]() | 水平器もしくはレーザー墨出し器 無くても貼れますが、場合によっては歪んでしまうことも。 確実にキレイに貼りたいなら欠かせません。 |
![]() | エレベータ三脚 レーザー墨出し器を使うなら、必須のエレベータ三脚。 これがないと上下の調節がスムーズにできません。使えばわかります。 |
![]() | ロータリーカッター(カッターナイフ) 普通のカッターナイフでも大丈夫です。 ※エコカラットをカットしない場合は不要 |
![]() | 安全刃折器 ポキ カッターナイフの刃が安全に折れて、いっぱいになったらケースごと捨てられる便利グッズです。 |
![]() | ドレッサー(やすり) エコカラットをカットした面を滑らかに整えます。 やすりがけナシだと出来ばえクオリティがダダ下がりするので必須です。 ※カットしない場合は不要 |
![]() | ゴム手袋 素手でやすりがけした際、力を入れるせいか押さえる手の指がエコカラットで擦れてヒリヒリ痛い思いをしました。 汚れやケガ防止に。 繊細な作業がしやすいピッタリ薄手のものがおすすめです。 |
![]() | ぞうきん はみ出したエコぬーるや汚れた手を拭きます。 ウェットティッシュでも代用できます。 |
エコカラットDIYに必要な道具については、別記事で詳しくまとめています。
トイレにエコカラットを貼った感想

今回は、トイレの壁面にエコカラット(グラナスラシャ)を貼りました。
失敗や反省点はあったものの、全体の出来としては大満足です!
トイレのドアを開けた瞬間に、一面に貼られたエコカラットが目に飛び込んできます。
白いエコカラットを選んだので、エコカラットを貼っていない壁とも違和感なく馴染み、高級感と清潔感が増しました。
アクセントとして、縦1列をレリーフ模様にしたのも大正解でした。
DIYの良いところは、出来るだけ安く、自分の思い通りにできる点です。

みずー
失敗のリスクはもちろんありますが、自分の家だからまあいいか!の精神でチャレンジしています。
\レリーフ模様はこちら/
\調整用平はこちら/